ラオス旅行記2016④~ルアンパバーンの夕日と夜~
1月30日、ルアンパバーン2日目の続き。
メコン川クルーズを終えたのが14時頃。
船で一緒だったフランス人イケメンとメコン川沿いのテラスでお茶するという楽しいことをした。英語勉強してよかった。
しかし、わたしは見たいところがあった一方、彼はすでに数日ここに滞在していて明日帰るというタイミングだったので、夜落ち合えたら飲みに行きましょうってくらいの話をして一旦さようなら。
余談ですが、彼が泊まっていたホステルはお湯が出ないうえ夜めちゃ寒かったらしい。安宿はそれなりの覚悟が必要だなあ。
さて、ひとり王宮博物館へ。
といっても展示を見るわけではなく、この日夕方から上演されるラオス舞踊の入場券をもらうため。(結果的に空席もあったので、直前に行けばよかったような気もする。)
チケットだけ確保し、そこからほど近いプーシーの丘という夕日の名所へ。
この階段をずっとのぼっていくと、
この展望!
まだ青空だけど、すでにたくさんの人が登って夕日を待っている。
猫も。(ラオスの猫もミャンマーの猫も、日本の猫よりスリムだった。)
この町の展望の反対側は、メコン川の展望。日が沈むのはこちら側だ。
いよいよ、
靄が、余計に幻想的。
ただぼーっと眺める。職場のバタバタした生活と同時代だなんて信じられない。
日が沈んでもまだしばらくは明るいので、のんびり下ってから王宮博物館敷地内の劇場に戻る。
この日の演目は、ラオスの伝説に基づく舞踊劇だった。獅子舞のような仮面をかぶって、太鼓に合わせて踊る感じ。英語でストーリーが書かれた紙をもらえるので、それで展開を確認しながら観劇できる。
地元の少年少女たちがやっているのだろうか。この地域の舞踊とか劇とかを初めて見たので、こういう表現方法なんだなあと知るところが大きかった。
ハリウッド映画みたいな分かりやすくエキサイティングなものじゃないけど、異文化体験、そして文化継承を応援する意味も込めて、こういうのを見るのは好き。……例えよく分からなかったとしても。
これが終わるともう暗くなっていた。つまりナイトマーケットの時間。
やっぱりカラフルな布屋が好き。
ジュースもカラフル。
たこ焼き!?と思ったら、ココナッツのお菓子だった。
おいしかった。ベビーカステラのよう。
このあたりは、レストランも観光客向けなので相場は高めなのだろうけど、居心地はいい。
そして、ここでWi-Fiをつなげられたので、昼間のフランス人と連絡を取ってみる。
このバーで落ち合うことになった。
どうやら観光客に人気のバーらしい。
しばらくは、川沿いに寝そべりながらだらっと話していたのだけど、
その後、近くのテーブルのヨーロッパ人たちと会話を始めると…
すっかり置いてけぼりになってしまった。わたしの英語力、ここまで。そして、その実感を胸に帰国後、一念発起してポッドキャストを聞き出したりしたのだった。ああ、あの時よりも少しは英語上達しただろうか。
と思う反面、そもそも日本語でだって丁々発止の会話ができるほど頭と口が回るタイプではないので、問題は語学力ではないのではないか、というのがもっぱら最近の見解ではあります。
そんなこんなで、夜中の2時くらいになって、宿へ歩いて帰った。街灯もないし、明らかに得策ではないのは分かっていたけど、なるべくスタスタ歩いて何事もなく帰りつけた。夜道裏道で一人になってしまったら堂々とするに限る。
さて、翌日は最終日。続きます。