とある日本語教師の海外遍歴記

2年ごとくらいにいろんな国で働く生活を志す人の旅行記

ウズベキスタン旅行記2014②~青の広場サマルカンド編~

10月25日、ウズベキスタン2日目。
10月末の気候が読めず、リュックサックの中にダウンを丸めて入れていたけども、この日はとても天気が良く、昼間はパーカーで暑いくらいだった。

天気が良い、つまり、空が青いということ。
この青空の中、この青の広場へいたことは本当に幸運だった!次の日にはもう曇って寒くなってしまったのだから。

 

大きな町ではないので、ホテルからバザールのほうまで歩くことにした。
道中、工事をしていて砂埃がすごいところがあったりした。でもここなら砂埃も似合う。

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そして進んでいくと、青の広場に出る。

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青い!美しい!
考えてみたら、イスラムの国へ来るのは初めてだった。アラベスクもモザイクも好き。

ただこの日は中を見ることはしないで、もう少し歩いてバザールへ。

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でかいナン買った。
…ただ、買ってから分かったけれども、わたしはこの真ん中の黒ごまみたいなもの=ブラッククミンの香りをどうしても受け付けられなかった。食べ物の好き嫌いはないつもりだったけど、これ以来、嫌いな食べ物を聞かれた時に答えるものができて予想外に重宝している。

 

バザール内の食堂でご飯をためて、さらにシャーヒ・ズィンダ廟群へ歩く。お墓がたくさんあるところだ。

死者の世界に進むような階段をのぼっていくと、

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狭い通りに迫るように青い壁が。

古い霊廟を見学し、丘の上に出ると、現代のお墓があった。

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このあたりのお墓は、似顔絵が彫ってあったりして、なんだかアルバムを見てるみたいにポップでにぎやかだ。

 

そこからさらに歩くと、博物館がある。その中を見るほどの時間はなかったのだけど、行きたかったのはそこではなく、ここだ。

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なにもないところ。
アフラシャブの丘と言い、かつて王宮があった場所らしい。いまは、何もない。
この何もなさと、失われた王宮に対するときめきと空の青さとで、写真を撮った枚数はここがいちばん多かったと思う。

ガイドブックに寄れば、この丘へはさきほどの霊廟のほうから歩いて行けると書いてあったのだけど、行き方が分からなくてわたしたちは普通の道路伝いに行った。
その道中にも、おもしろいカルチャーショックがあった。

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遊牧民魂が、現代に生きている。新しい幹線道路を、自動車と馬車が一緒に走っている。駐車場で牛を放牧している。

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かわいい野良犬もいた。(触ったとたん買主が来てお金を要求されるんじゃないかと恐れて触っていません。でもかわいかった。)

 

レギスタン広場やバザールのほうには、おみやげ屋もたくさんある。刺繍の布が素敵だ。みんな片言の英語で親切に接客してくれた。英語が分からないお母さんのために、通訳をしている少年がいた。いい子だった。

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帰り道に会った大学生たちは、幸せな大人になっているかしら。

 

夜。お酒を飲みに行こうということで、ガイドブックにあったこちらの店へ行ってみる。入り口が酒樽。

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「PIVO BAR」、ロシア語でビールバーという意味だ。

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木の店内もいい感じ、シャシリクもビールに合う、他に外国人(韓国人)も来ていて、ローカルを感じられつつも入りやすい店だった。

 

あとはホテルに帰って寝る…とすればよいのだけど、さらにお酒とスナックを買ってしまったので、寝るのは食べて飲んでから。旅先の恥と睡眠不足は気にならないものですよね。

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