タタルスタン・カザン旅行記2019②~カザン市街散策・前編~
6月22日(土)、まずはホテルで朝ごはんを食べる。朝ごはんは、タタール風、ロシア風、ヨーロッパ風から選べるのでタタールを選んだら、タタール風ミートパイとかチャチャクが出てきた。おいしかった。
腹ごしらえしたらまずはクレムリンへ。この宿はクレムリンのすぐそばなので、朝から鐘の音が聞こえていた。前日、タクシーから見たこの白さが美しくてすでにテンションが上がっている。
クレムリンの正面には、こんな時計塔と像が。
この像が表すところが分からなかったのだけど、何だろう。タタールの歴史と関係あるんだろう。あとで調べてみよう。
①で載せたサイトの「カザン2日間で見るべき15カ所」というのをつぶしていくことに。まずはクレムリン内の1、クル・シャリフというモスク。
白と青が美しい!
正面は、逆光でうまく撮れなかったのだけどこんな感じ。
美しい。
中に入ると、天井の低い部屋。奥でコーランを読んでいる人がいる。また地下にイスラム書物や美術品の博物館がある。アラビア文字は芸術だ。
そこから上に階段を上ると、上から礼拝所を見ることができる。ここが、青くて美しい。
距離撮れなくて全然うまく撮れないので、目で見てほしい。上品に繊細できれい。
外へ出て、今度はロシア正教の聖堂のほうへいく。同じクレムリンの中にモスクと教会がともにあるのが、なんだかいい。寺と神社が一緒にある日本を思えば珍しいことでもないのかもしれないけど。
まず目につくのが、この塔。
見所2、シュユンビケの塔。ななめなのは、本当に斜めだから。ピサの斜塔とだいたい同じ斜め具合なのだとか。
タタールの姫で首長だったシュユンビケが、イワン雷帝との結婚を拒み、イワン雷帝からの贈り物であるこの塔の完成とともに最上階から飛び降りて死んだという伝説の塔。シュユンビケって、とてもロマンの掻き立てられる響き。
見所3の聖堂はこちら。
こちらも中の絵が新しくきれいだった。ロシア正教の教会は、一面に絵が描かれていてどれもきれい。古くても新しくても見ごたえがある。
見所4はカザン・エルミタージュで、博物館になっているようだったけど、時間が読めなかったのでそこは割愛して、通りへ出た。とりあえず、クレムリン通りを下っていく。
見所5と6は、19世紀末~20世紀初めに建てられたはほぼ隣り合う建物アレクサンドロフ館とチョルノヤロフ館。
建築に詳しくないので言われなければ素通りしてたと思うけど、確かに比較的近代的な整然とした感じの建物が多い中、ここだけ時代が違う感じはした。装飾が多くて屋根に鐘みたいなのがある。
見所7のペトロパブロフスキー聖堂(ペトロ・パウロ聖堂)へ行ってみると、
なんとこんな状態だった。でも中には入れて、中は補修が済んで絵がきれいになっていた。本当は上の礼拝所と下の礼拝所と2つ部屋があるようなのだけど、このときちょうど12時くらい、11時半~12時半のお昼休みの最中で、下の礼拝所が閉まっていた。カザンは結構、お昼休みは閉まるところがあった。
下の礼拝所は諦めて、ちょっと寄り道してカザン連邦大学へ行ってみた。写真を撮りたかったのは、この人。
若かりし頃の、レーニン!レーニンはこの大学で学んだあとペテルブルクへ行って革命を起こしたそう。ロシアのあちこちでレーニンの像を見てきたけど、学生時代のはここが初めて。
さて、次に見所8「黒い湖公園」へ。
市民の憩いの場という感じ。市民の憩い方を見てみたい方は覗いてみてもいいかも。ロシアの公園を見慣れた身には、ただ湖(日本語的には池かな)までの道のりが暑かった。。
長くなってきたので続きは次回。いちばんにぎわう通りに行きます。