ロシア郵便は本当に遅いのか―2017~2019年実録
ロシアは、変わった。
そう思ったのは、2019年4月1日。
ロシア生活の中で最も驚いた瞬間でもある。
何が起こったのか。
日本からの郵便物が、ロシア国内のわたしの元へ、1週間以内に届いたのである…!!!
なんということでしょう!奇跡!!!
ロシア郵便の遅さには定評と実績があり、ポケモンのヤドンがアンオフィシャルキャラクターに定着しているほど。
この記事の中の公式ツイッターの話、おもしろい。
今回も2週間はかかると思って油断していたところ、あまりに驚いたので、1年半のわたしの郵送実績を振り返ってみた(ロシア内の地点はクラスノダール)。
◆普通国際郵便◆
2018年
・1/2 三重 → 1/19 ロシア (はがき) …17日間
・5/18 愛知 → 5/30 ロシア (小封筒) …12日間
・11/4 愛知 →11/28 ロシア (小封筒) …24日間◆EMS◆
2017年
・12/16 ロシア → 12/30 三重 (A4書類) …14日間
・12/27 三重 → 1/19 ロシア (A4書類) …23日間2018年
・3/23 愛知 → 3/30 ロシア(A4書類) …7日間
・5/16 ロシア → 5/23 愛知 (小包) …7日間
・6/19 ロシア → 6/28 愛知 (小包) …9日間
・12/23 三重 → 1/7 ロシア(A4書類) …15日間
・12/11 ロシア → 12/23 三重 (小包) …12日間2019年
・2/13 ロシア → 2/21 東京(A4書類) …8日間
・3/26 東京 → 4/1 ロシア (10kg箱) …6日間 ★新記録
…こう見てみると、EMSに関しては、年末年始を除けば思ったより日数がかかってはいなかった。奇跡と言うほど驚くことでもなかった。先入観で感激しちゃってすみません。
とはいえロシア郵便の評判の悪さはロシア人も認めるところで、ある学生は「絶対使ってはいけない」とまで言い切った。「中身抜かれて石入れられますよ」と。
まさかそこまでと思いつつも、「配達しない」というこのサイトの表現も、あの学生の発言も、そんなに大げさではないのかなあと思う写真をネットの地域ニュースでたまに見る。
荷物の扱い方も、ちょっと不安アリかも(今まで自分の分は、全て中身もきちんと届いているけど)。
そんなこんなで、いつも届かない覚悟で送っていたので、せめて追跡するために基本的にEMS(追跡番号付き国際スピード郵便)を使っていた。普通郵便は、もはや伝書鳩を送る気分。伝書鳩、送ったことないけど。
でもそろそろ、EMSに関しては、もうちょっと信頼してみようかな。日本ほどの迅速さが必ずしも必要だとは思ってないけど(郵便に限らず)、ヤドン、その調子でもうちょっとがんばって!