とある日本語教師の海外遍歴記

2年ごとくらいにいろんな国で働く生活を志す人の旅行記

ニジニ・ノヴゴロド旅行記2019~寒すぎる4月編~

2019年4月13日(土)、ニジニ・ノヴゴロドへ行ってきた。この1月にモスクワ旅行の一環で行ってきたばかりだけど、半分仕事としていく口実ができたし、前とは季節も違うしと思って行くことにした。

先日の金曜日の仕事後、まずモスクワへ飛行機で移動。
深夜0時過ぎのメトロは貸切だった。

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そして、夜中2時の寝台列車でニジニへ。

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そしたら駅のホームでなんと、雪がちらつき出す。4月なのに、さすがモスクワ。南にあるうちの街とはわけが違う。

寝台列車に乗ったらもう中は暗く、乗ってる人はみんな寝ていたので、こそこそとシーツを敷いてすぐに横になる。 この時間はあらかじめテーブルが畳まれていて、ベッドの形になっていた。助かった。

初めて、3等車の壁側?の席

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            (↑こっちの席)

に一人で寝たけど、相席の客と会話できない私としては、こっちの一人席のほうが気楽でよかった。コンセントもちゃんとあった。

列車の中は暖かかった。なかなか寝られないかなと思ったけど、疲れてたこともあっていつのまにか就寝。ニジニが終点なので、朝5時半くらいに周りがゴソゴソし出したことで起きた。

その日の日中は某言語大学で半分仕事だったので省略するとして、その後昼過ぎから、集まった日本人と日本語学習者と街を散策しようということになっていたのだけど…

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雪…

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結構な、雪…!!
4月仕様の装備で来た人は散策を断念するほど。迷ったけどブーツとダウンで来た私は(こういう選択を誤ることが多い割に)今回珍しく勝ち組だった。

 

というわけでニジニっ子の案内のもと元気に街歩き。
 1月に「チカロフの階段」上から眺めたヴォルガ川は凍っていたけど、

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 4月のヴォルガ川は、

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吹雪いて見えもしなかった。
あれ、季節が変わったから来たのにな…。違う光景を見られていることは確か、だけれども…。

  

あまりの寒さに、カフェでしばし団欒していると、夕方ごろ雪が上がって晴れてきた。

気を取り直して、クレムリンへ行ってみる。そうそう、こういう比較をするつもりだったのだ。左が、1月の凍ったヴォルガ川、右が4月の夕暮れのヴォルガ。

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雪が上がってしまえばさすがに春だけあって、地面の雪が溶けるのは早い。1月には見られなかったものを見ることができた。

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大通りにある、「ロシアで初めてつくられた路面電車の線路跡」。冬にもここを歩いたけど、そのときは雪の下で見えなかったもの。全てのトランバイはここから始まった、と思うとなかなか素敵。
ちなみに、1月のときの旅行記はこちらです↓

www.eucoblog.com

 

この後学生は帰り、日本人だけで夕飯へ。久々にお酒を飲んだし、久々に普通のスピードで日本語を喋る。お酒も弱くなったし、日本語も下手になっている。

わたしはこの夜、またもや寝台列車でモスクワへ帰った。お酒2杯のおかげか、今度は一瞬で寝落ち、朝までぐっすりだった。

 

翌朝は、その日泊まる予定の駅併設のホステルでシャワーを借り(宿泊以外に時間利用もできた)、1日単独モスクワ観光へ。ぐっすり寝たとはいえ一日中めちゃ眠たかったけど、楽しかった。次回に続きます。