とある日本語教師の海外遍歴記

2年ごとくらいにいろんな国で働く生活を志す人の旅行記

ロシア黄金の環旅行記2019⑥~ウラジーミル編~

黄金の環5つ目の都市、最終地点はスーズダリからバスで1時間弱のウラジーミル。

ここのバスターミナルは列車の駅のすぐ向かいにあるので、列車の駅に荷物を預けて散策に出かけた。(預けるところとお手洗いは地下にある。)

 

ここの一番の見どころはウスペンスキー大聖堂だけれども、夏でも閉館が早いので、すでに閉まってしまっていた。ただわたしは、1月に来た時の雪景色写真にお気に入りが多かったので、それとパラレルな写真を撮るのがまた楽しかった。

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頭、兜かぶってそうだったけどなんにもなかったことが分かった。
ちなみに1月の旅行記はこちら。

www.eucoblog.com

 

駅から高台にあがったところの散歩道は結構お気に入り。

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でも実は、この日は非常に寒い曇り空。写真を比べると、冬のほうが青空だったみたいだ。

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そして、どんどん霧が濃くなってくる。

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ウスペンスキー聖堂の上のほうがもはや霞んでいる。霧の景色は、これはこれで好きなのだけど。

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寒くなってきたので、大通りを駅に帰るほうに向かい、階段を降りたら駅というところにあるレストランに入った。なんのお店かわからず入ったけど、中央アジアカフカス料理だった。お姉さんが親切で英語メニューもあって満足。

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ハルチョー(スープ)とナン。プロフ頼んだら売り切れていて、代わりにお姉さんのおすすめ聞いたら出てきた肉。料理名を忘れてしまった。

 

のんびり食べて、寝台列車に備えるべく駅に戻って、交代で顔を洗ったり準備したりして、22時少し前のサンクトペテルブルク行き寝台列車へ無事乗り込んだ。
一番安い3等車は早々に売り切れてしまっていたので、4人部屋になっている2等車のチケットを買っていた。同室になるのがどんな人かドキドキ。前の駅から乗っていたらしい女性はもう寝ていて、同じ駅からおじさんが一人乗った。

寝台は基本2段ベッドのようになっている。今回、女2人旅で同じ部屋の下の段を2つ取ったのだけど、あとになって、下2つじゃなくて上下で取ればよかったと後悔。上の段は寝るしかできない場所なので、寝るまではなんとなく下の段の人とテーブルやいす(下の段のベッドになるところ)をシェアすることになるのだけど、上下で取れば見ず知らずの人の寝る時間を気にする必要がない。

…案の定、上の段のこのおじさんは、私の席である下の段に腰かけた。雰囲気、会話を始めたそうな様子である。正直、ロシア語で会話するコミュ力も体力も残っていなかった私はさっさと寝たかった。

旅の出会いを楽しみにしていたかもしれないおじさんには申し訳ないけど、おじさんがお手洗いかどこかへ出た隙にいすの背もたれを倒してベッド仕様にして、シーツを敷き、もう寝ますよ感を全開にしてみた。戻ってきたおじさんは、ちょっと残念そうに上の段へ上がっていった。

モスクワを出てから移動距離約560km。2日間で歩いた距離約40km、歩数は58,000歩。横になったらいつの間にか寝ていた。列車の音が気になるなあと思った記憶はあるけど、気にすることなく寝落ちていた。

こうして、2日間の黄金の環強行突破旅行は無事幕を閉じ、5月なのに極寒のサンクトペテルブルクという次のステージへ向かうのだった。旅行記、続きます。